鷹栖山 観音寺 奥の院
- 空 sola 想作屋
- 4 日前
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今回は、大分県宇佐市にある鷹栖山 観音寺 奥の院にいってきました。
観音寺は鷹栖公園の奥にあります。
鷹栖つり橋を渡ると、二重櫻がまだ咲いていて、とても綺麗でした。
櫻並木を超えると、その奥にあるのが鷹栖山 観音寺 奥の院です。
もともとは対岸にある鷹栖山観音寺の奥の院として建てられたが、現在では観音寺本体は無人の寺となっており、観音堂および周辺施設のみ地元の地域住民の手で管理および祭祀が続けられているようです。
掃除も行き届いており、地域住民の方の苦労が目にみえます。
元々宇佐神宮弥勒寺の塔頭のひとつとして、法蓮によって建立され、その後に虚空蔵寺の本尊であった薬師如来像がここに移されたようです。(現在の薬師堂)
奥の院としての鷹栖観音堂は現在では、つり橋および岩を刳り貫いた洞門によって周辺地区と接続されていますが、当時は渡し船か山道しか直接行く方法はなく、百間岩と呼ばれる断崖絶壁など、古くから景勝の地として知られていたと書かれています。 今回は、大悲堂と観音堂の紹介ですが、その他、慈眼堂と薬師堂があります。 またの、機会にご紹介したいと思います。 大悲堂とは、観音菩薩を祀る仏教建築物を指します。
具体的には、聖観音や千手観音などの観音菩薩が安置されている建物です。
また、観音菩薩の広大な慈悲の心を「大悲」と呼び、その名にちなんで「大悲堂」と呼ばれるようになったとも言えます。
観音寺の大悲堂では通常の参拝に使うため、地元民の寄付により観音堂下に建設されたようです。周辺の公園の休憩所として使われる東屋風の建築で、休憩所の奥に観音像が安置されていました。

大悲堂を出てすぐ上を見ると、観音堂に続く階段が見えてきます。
手前には、仁王像が出迎えてくれます。この仁王像はかわいらしくも見えますね。
仁王像周辺には多数の地蔵・石仏などがあり、中には小振りながら磨崖仏もあるそうです。
階段は、そんなにキツクもなく、だいたいビルの3階に上る程度でした。
観音堂は、江戸時代の絵図によれば、昔は山門などの道もあったようですが、現在は失われているそうです。
観音堂に着くと断崖に作られた懸造りの建物の凄さに圧倒されます。
過去何度か建て替えられた記録が残り、現在の建物は江戸時代の建築で現在は文化財保護の観点から主な祭礼は慈眼堂で行われているそうです。 祭礼は、 ・修正鬼会
1月4日に対岸の観音寺から寒中の川を渡って鬼の面を観音堂に奉納する祭りと、
・千日参り
1月10日に地元では「智恵もらい」と俗称され、1回参れば千日分の御利益があるとされること、そして智恵向上や学力向上・学業成就等に御利益がある祀りが地域住民の力で執り行われているようで、一度見に行きたいと思いました。
観音堂からの眺めは、木々などで遮られ、あまり見る事は出来ませんが、如来さま、菩薩さまの木像が祀られており、歴史ある観音堂だという事が理解出来ました。
大悲堂でも、観音堂でも、線香、ロウソクはありましたが、住職が不在との事でしたので、火事などの災害を懸念して火を灯さずにお参りをさせて頂きました。
般若心経をしっかりと唱えさせていただきましたので、皆さんご一緒にお参りください。
観音様は、仏教において慈悲深く、人々を救済する菩薩です。正式には「観世音菩薩」または「観自在菩薩」と呼ばれ、略して「観音様」と親しまれています。
皆様が、より笑顔で幸せな毎日を過ごせますように・・・・弥栄
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